PEEK樹脂のTECAPEEK MTは、優れた機械強度を有する高機能医療プラスチックです。様々な滅菌処理方法に対して非常に優れた耐性を発揮します。優れた耐薬品性も有しており、医療用途向けにおいて最高レベルの安全性を備えています。整形外科(関節手術、外傷手術)、外科手術、歯科(デンタルディスク)など幅広い用途で使用されています。
TECAPEEK MT医療用グレードは生体適合性に対応しており、血液や体組織への24時間以内接触に適した素材です。
TECAPEEK MT、TECAPEEK MT CF30、およびTECAPEEK MT XROプラスチックは、ISO 10993に基づいた試験を実施しています。さらに、TECAPEEK MT naturalは、USP Class VIに基づいて試験を実施しています。
TECAPEEK MT CLASSIXTMの原料はUSP Class VIに適合しています。押出成形品に対して、ロットごとにISO10993-5に基づいた試験を実施しています。
高温環境でも機械特性が非常に優れていることが特徴です。
試験条件
薬品洗浄処理を行っていないプラスチック試験片を使用し、以下を1サイクルとして実施しました。
※薬品を用いた洗浄(例:Ecolab、Borerなどの使用)の影響については考慮していません。これまでの経験から、薬品の種類と洗浄回数が耐久性に影響を及ぼすことがわかっています。薬品を使用した場合は、上記の回数まで対応できないと考えられます。
卓越した特性からあらゆる用途(特に皮膚および組織との直接的な接触向け)にご利用いただけます。
押出切削加工素材として以下の3つのグレードをご用意しています。
炭素繊維複合素材もご用意しています。
射出成形用として以下のペレットも提供しています。エンズィンガーであれば、少量生産の切削加工、大量生産の射出成形どちらにも対応できます。