溶接・溶着可能なプラスチック

2つの熱可塑性プラスチックを接合する溶接・溶着は、高度に発達した接合技術です。以下の非接触タイプと接触タイプの2つに大別できます。

  • 非接触タイプ:加熱素子、超音波、レーザー、赤外線、ガス対流溶接
  • 接触タイプ:摩擦、振動溶着

スーパーエンプラなどの耐熱性の高いプラスチックは、溶接・溶着のためにプラスチックを溶融させるエネルギーを多く必要とします。下記の種類により、プラスチックの溶接・溶着条件が異なります。

  • 部品の形状
  • 部品の大きさ
  • 素材の種類 

一般的に使用されるプラスチックの溶接・溶着方法は、次の通りです。

  • 熱溶接/熱溶着
  • 赤外線溶接/溶着
  • ガス気流溶接/溶着
  • 振動溶着
  • レーザー溶接/溶着
  • 超音波溶着
  • 誘導溶着
  • 高周波溶接/溶着
  • スピン溶着

以下は、エンズィンガーのプラスチックの種類と最適な溶接・溶着方法を示しています。                
(訳:上から)
機械的溶接・溶着法:超音波溶着、振動溶着、スピン溶着
非接触加熱法:赤外線・ガス気流・レーザー
接触式熱溶接・熱溶着  誘導溶着