アラミド繊維は比重が極めて低く、靱性と耐摩耗性が極めて高いことが特徴です。また、特筆すべき特性として熱膨張係数が
マイナス(0以下)であることが挙げられます。ただし、アラミド繊維は靱性が高いため加工しにくい場合があります。ガラス繊維やその他の強化繊維と比較して、アラミド繊維は非常に高価です。アラミド繊維配合プラスチックは、主に衝撃強度・減衰特性・耐摩耗性、軽量性が求められる場合に使用されます。
66ナイロンにアラミド繊維Kevlar® (ケブラー)を配合した耐摩耗素材です。アラミド繊維を配合することで耐摩耗性、摺動性が向上しております。相手材が鋼や鉄などの高硬度金属の場合においても耐摩耗性が良好です。POMやPA系摺動グレードよりも優れた耐摩耗性を有しており、素材寿命を伸ばすことができます。