ガラス繊維強化ポリアミド

PA樹脂(ポリアミドまたはナイロン)は熱可塑性エンジニアリングプラスチックの一つです。エンズィンガーでは様々な分野からの特殊なニーズに応えるため、ガラス繊維強化ナイロンを各種ご用意しています。 

ガラス繊維強化ナイロンの主な特徴として、優れた剛性、機械強度、硬度、靱性、クリープ強度が挙げられます。また、寸法安定性も非常に高く、良好な疲労強度、高い減衰特性も備えています。これらの特性により高温環境下や長期にわたる静的な高荷重がかかる用途に使用できます。ただし、高硬度なガラス繊維配合により、摺動用途へは相手材を摩耗させる可能性があるため使用できません。

PA 66 GF30

ガラス繊維30%配合のTECAMID 66 GF30は、非強化のTECAMID 66と比べて高い強度、剛性、クリープ強度、寸法安定性があります。また、ガラス繊維とナイロンマトリックスとの強固な結合により、高温でも安定した機械特性を発揮します。 

TECAMID 66 GF30 black

ガラス繊維30%配合のPA66(ポリアミド 66)素材です。ガラス繊維で強化されているため、剛性とクリープ強度が高くなっています。

PA 66 GF50

TECAMID 66/X GF50は、耐熱性芳香族ナイロンをベースにした特殊素材です。高い熱安定性に加え、ガラス繊維を50%配合したことで機械強度が向上しています。130℃、高荷重環境下でも使用することができます。低そり性、寸法安定性、低吸水性、良好な耐薬品性の特徴もあります。

TECAMID 66X GF50 black

ガラス繊維50%配合の半芳香族PA66(ポリアミド 66)素材です。ガラス繊維で強化されているため、剛性とクリープ強度が高くなっています。

PA 6 GF25/ PA 6 GF30

ガラス繊維を25%または30%配合して強度と靱性を向上させたポリアミドです。

TECAMID 6 GF30 black

ガラス繊維30%配合のPA6(ポリアミド 6)素材です。ガラス繊維で強化されているため、剛性とクリープ強度が高くなっています。