TECATEC PEI GW50 PL V01 natural

ガラス繊維強化PEIコンポジット板材

TECATEC PEI GW50 PL V01 naturalは、ポリエーテルイミド(ウルテム樹脂)をベースにしたPEIコンポジットです。 ガラス繊維織布を50vol%含有することにより、この熱可塑性プラスチックは、極めて高い機械的強度と高温下での寸法安定性を備えています。 ガラス繊維強化によって、コスト競争力を維持しながら、非強化または短繊維強化PEIに比べ剛性と強度を向上させています。

強化熱可塑性プラスチックは本質的に難燃性であるため、バス、電車、航空機、都市の空中移動車両などの輸送手段の室内での使用に適しています。 さらに、カスタム仕上げのために塗装することができます。

ガラス繊維強化とウルテム素材の電気絶縁特性が組み合わされることにより、コンポジット素材の理想的な電気絶縁プロファイルが得られます。 TECATEC PEI GW50 PL V01 naturalは、その優れた耐薬品性により、ほとんどの溶剤にさらされてもその強度を保持します。 PEIのガラス転移温度が高いため、TECATEC PEI GW50 PL V01は、200℃までの温度範囲で物理的および機械的特性を保持する必要がある高温環境下での使用に適しています。

TECATEC PEI GW50 PL V01 naturalは、ガラスを添加したプラスチックで作られた板材で、強化材として使用されるガラス繊維織布に関して2種類の繊維構造のものがあります。 V01は、航空宇宙産業でよく知られているUS7781サテン織りを示しますが、別グレードV02は、産業用途により適したツイル2/2織りを備えています。 どちらも最大525x625 mmまでのサイズと、1mmから95mmまでの厚さのものをご用意しており、最低注文数量も1枚から対応できます。

ウルテム™は、サウジ基礎産業公社(SABIC)の登録商標です。

 

基本情報

プラスチックの種類
PEI (ポリエーテルイミド)
ナチュラル
比重
1.9 g/cm3

主な特徴

  • 電気絶縁性
  • 難燃性
  • 大変良好な機械強度

使用分野

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物性表


  • product-technical-detail-collapse-item-0-lvl-1
    製品情報 単位 測定条件 規格
    炭素繊維タイプ E glass - -
    炭素繊維組織 US 7781 - -
    単位面積当たり繊維重量 296 g/m2 -
    繊維体積含有率 50 % -
    樹脂重量含有率 33.7 % -
    単位面積当たり素材重量 446 g/m2 -
    素材幅 625x525 mm others on request
  • product-technical-detail-collapse-item-1-lvl-1
    機械特性 単位 測定条件 規格
    引張強度 450 MPa ISO 527-4
    引張弾性率 24000 MPa ISO 527-4
    曲げ強度 570 MPa ISO 14125
    曲げ弾性率 26000 MPa ISO 14125
    圧縮強度 670 MPa ISO 14126
  • product-technical-detail-collapse-item-2-lvl-1
    熱特性 単位 測定条件 規格
    ガラス転移点 217 C -
    使用温度 200 C 短期 -
    使用温度 180 C 長期 -
    線膨張係数(CLTE) 10 106*K-1 0°と90°方向 -
  • product-technical-detail-collapse-item-3-lvl-1
    乾燥条件 単位 測定条件 規格
    乾燥温度 150 C -
    乾燥時間 4-6 h -

サイズ一覧