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2022年 2月28日 / ブログ記事

RoHS指令への対応状況について

 

RoHS指令とは、電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についてのEUによる指令であり、2003年の2月に施行されました。

Restriction of Hazardous Substances の頭文字を取って、RoHSと略されます。

このRoHS指令に基づき、2006年7月1日以降は、EU加盟国内において、以下の物質が指定値を超えて含まれた電子・電気機器を上市することができなくなりました。

RoHS指令は、2011年に改正指令を公布し、有害物質として指定していた6物質に、4物質が追加されて、合計10物質が対象になりました。

 

  • 鉛(Pb):1,000 ppm以下
  • 水銀(Hg)1,000 ppm以下
  • カドミウム(Cd)100 ppm以下
  • 六価クロム(Cr・VI)1,000 ppm以下
  • 特定臭素系難燃材(PBB)1,000 ppm以下
  • 特定臭素系難燃材(PBD)1,000 ppm以下
  • フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)1,000 ppm以下
  • フタル酸ブチルベンジル(BBP)1,000 ppm以下
  • フタル酸ジ-n-ブチル(DBP)1,000 ppm以下
  • フタル酸ジイソブチル(DIBP)1,000 ppm以下

 

この規制は、あくまでEU加盟国内で上市する電気・電子機器に適用されるものです。

EU加盟国であるドイツで生産し、EU加盟国に販売しているエンズィンガーでは、RoHS指令やREACHをクリアした製品しか、製造・販売していません。

一部、ウルテム、PPSUやPSUなどポリサルフォン系樹脂はアメリカ工場で製造していますが、EU地域へも輸出・販売しているため、これらについてもRoHS規制に適合する製品しか製造・販売していません。

ご要望に応じて、RoHS指令、ヨーロッパでの環境負荷物質規制等への適合証明書の対応を致しております。

 

何かご不明点などございましたら、下記お問い合わせフォームよりお問合せください。

 


資料ダウンロード

証明書:RoHS